私と兄の主従関係 【文豪ストレイドッグス】

27話 ページ29

中原中也side


中也「.....A...
クソッ.....」

俺はAを殺したい訳じゃない...。

俺はずっと.........Aが好きだった。









なのに...明日死ぬ！？

そんなンあってたまるかよッ.....。





中也「.....はァ〜...情ねェ...」


好きな相手に好きが言えないなんてな...









中原中也side終了




明日か.....
怖くない訳じゃない。

でも治が守れたなら其れでいい。








次の日








中也「おい時間だ」

A「中也...」

中也「.......A
もうあと5分もしたら！手前ェ死ぬんだぞ！？
なんで笑ってられるんだよ！」

A「中也、私はAじゃない
太宰治だ」

中也「...ンなの知らねェよ.....
俺と太宰の前だけではAでいろよ.....」

そう言って泣く中也
止めてよ...泣かないで...。


A「.....早く行かないと怪しまれるよ
行こうか」

中也「あァ.......分かった」

そう言い中也は涙をふいた






沢山の国民
この中私は処刑されるのか。

芥川くんと治は...

ふふ
すぐ分かったよ。


そんな目で見ないでよ治.....。


たとえ世界の全てが.....


一歩一歩階段を上る


君の敵になろうとも.....



1番上に着くと

其処にはギロチンがある


中也も上ってきた。


私はギロチン台に乗せる前に中也に口パクで言う。









A『中也 今まで有り難う』

中也「！？」

伝わったみたいだね...
中也.......泣かないで.........。



私が君を守るから.....



私は顔をはめる



そして2人に...
口パクで


A『芥川くん有り難う』


芥川「...！！？」

A『治...大好きだよ
今まで有り難う。』

治「.........くっ...」



中也「.........」





君は何処かで笑ってて_________

28話→←26話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す