5 目覚め ページ6
気が付くと、自分の布団の中で寝ていた。
布団の横には兄さんが肘をついて寝ている。
そう言えば昨日の夜、道で倒れて、、、そのあとの記憶が無い。
唇を触ってみると指に赤い口紅がべっとりと付いた。
化粧も落とさずに寝たのか、、、と思い立ち上がろうとしたその時、
兄さんが目を覚ました。
「A!?A起きたのか!!!このカスッ!心配かけやがって、、、!!!」
兄さんは私が体を起こしているのを見ると目を見開いて抱きしめてきた。
「お前が街から帰ってこねぇから探したら、道のど真ん中に倒れてて心臓止まるかと思ったんだぞ。」
『、、、兄さん、ごめん。』
兄さんは、それからずっと抱きしめてきたので、私はその間ずっと目を閉じて胸に頭を置いていた。
兄さんが私を離したのはそれから10分程たった頃だった。
遠くから大きな声が聞こえてくる。
「Aちゃぁああああん!!!!!!」
善逸さんだ。
善逸さんは私が起きていることを分かっているのか障子を開けた瞬間飛び込んできた。
「生きてて良かったよぉお!!!!Aちゃんがタヒんだら俺すごく悲しいんだからね!!!!」
善逸さんは私に抱きつきながら泣いている。
兄さんは何故か怒っているが、口には出していないのが珍しい。
善逸さんの頭を撫でると撫でる度に肩がピクッと跳ね上がって面白い。
『ふふっ、、、慣れた猫みたいで可愛いわ、善逸さん。
兄さん、なんでそんなに睨んでるの??』
兄さんは目を逸らして口を尖らせた。
「カスがAに撫でられてるのが気に食わねぇんだよ」
兄さんはそう言うと立ち上がって私の御飯を取りに行ってしまった。
もう少し近くにいたかったなぁ、、、まぁすぐ戻ってくるけど。
善逸さんは私の上で猫のように寝てしまった。
撫でるだけで寝る善逸さんは単純で可愛い。
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ユキ(プロフ) - 煮柚都さん» ずっと応援ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!!!なんか不自然な場所とかあったら教えてくださいね笑 (2020年2月3日 22時) (レス) id: 064b8f51a5 (このIDを非表示/違反報告)
煮柚都(プロフ) - 弟の反応集から見させて頂いていますが時代に沿った世界線がとても好きです!細かい所まで設定されていて、とても凄いです! (2020年2月3日 22時) (レス) id: bf27443c25 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 泉桃花クラスタさん» ありがとうございます!!!時代をこのまま守っていきたいです! (2020年2月3日 21時) (レス) id: 064b8f51a5 (このIDを非表示/違反報告)
泉桃花クラスタ(プロフ) - 初コメ失礼します…時代背景が捉えられて凄いです…これからも更新頑張ってください!応援してます! (2020年2月3日 9時) (レス) id: 1a879c682f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユキ | 作成日時:2020年2月3日 7時