2 大好きお兄ちゃん ページ3
今日は午前だけの学校で早めに帰ることが出来た。
もちろん一番最初に向かう場所は兄さんのところ。
『兄さん！！ただいまぁ！！！』
ボスッ、と兄さんの胸に飛び込むと優しく抱きとめられる。
学校から帰ったら兄に飛び込むのは日課で、これをしないと落ち着かない。
ずっと鍛錬をしていたのか、少し汗の匂いがして、とても心地良い。
私は兄さんの匂いなら何でも大好きだ。
でも、他の女の人の匂いがしたら私はどうなるか分からない。
私は他の女の匂いがしなかった安心感から、頭をグリグリと押し付けた。
ついでに兄は口が悪い。
「離せｯ!鍛錬の邪魔だ！！」
今日だってそう、
でも私は屈しない。
兄は、素直になれてないだけだと信じているから。
だって抱き締めているのに無理矢理剥ぎ取られないし、少し経てばポンポンと頭を撫でてくれる。
『えへへ、兄さんの香りに包まれながら頭撫でられるの好き』
「そうかよ」
ちょっと抱きしめる力を強くすれば、その分密着する面積が増えて兄の体を感じられる。
私は兄さんのことを感じられるこの瞬間が好きだ。
対して、
「Aちゃぁあん、それ俺にもやってよぉおお」
善逸さんは、向こうから来る。
結構離れているのにうるさいと感じる声は、凄いと思う。
善逸さんは何故か兄さんに嫌われているから、私が抱きついたり布団に潜ろうとすると、いつも止められる。
今日だってそう、
「は？？？誰がお前なんかに妹を好きにさせるかよ、カス」
「俺はAちゃんに聞いてるの！兄貴には聞いてない！！！」
また喧嘩が始まってしまった。
兄さんの喧嘩してる姿も可愛くて素敵だし、善逸さんも泣いてる可愛い。
兄さんに罵られたいなと思いながら私はその場を後にした。
化粧を落とすのは大切なことだ。
私は普通の石鹸で化粧を落としているが、本当は化粧を落とす用の液体があるのだが、、、
やっぱり異国から来たものはあまり使いたくないため、石鹸を愛用している。
化粧を落として化粧液(化粧水)を付けようとすると、新しい口紅が置いてあることに気がついた。
その上には付箋に【獪岳より】と書いてあった。
私は飛び上がりそうな気持ちを抑え、その口紅を付けて兄さんの元へ走った。
そして、
『兄さんありがとう！！！！大好き！！！！』
口に接吻をした。
口紅を贈る意味は《お返しは口で》的な意味だった気がするから、間違ってても接吻する理由ができてよかった！！
この口紅毎日使おう
3 友達とお出掛け→←1「もーにんぐ・るーてぃん」と言うやつ
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ユキ(プロフ) - 煮柚都さん» ずっと応援ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！！なんか不自然な場所とかあったら教えてくださいね笑 (2020年2月3日 22時) (
レス) id: 064b8f51a5 (このIDを非表示/違反報告)
煮柚都(プロフ) - 弟の反応集から見させて頂いていますが時代に沿った世界線がとても好きです!細かい所まで設定されていて、とても凄いです! (2020年2月3日 22時) (レス) id: bf27443c25 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 泉桃花クラスタさん» ありがとうございます！！！時代をこのまま守っていきたいです！ (2020年2月3日 21時) (レス) id: 064b8f51a5 (このIDを非表示/違反報告)
泉桃花クラスタ(プロフ) - 初コメ失礼します…時代背景が捉えられて凄いです…これからも更新頑張ってください!応援してます！ (2020年2月3日 9時) (レス) id: 1a879c682f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキ | 作成日時：2020年2月3日 7時
