1「もーにんぐ・るーてぃん」と言うやつ ページ2
数年後、
私は今を生きる女学生だ。
『よし、今日も口紅上手く引けた!』
今、私は学校に向かうためにお化粧をしている。
お化粧は私の「もーにんぐ・るーてぃん」として大切なことだ!!!
私はモガ・ハイカラさんを目指しているし、少し面倒だけど、美のためには努力が必要だ!!
白粉、口紅、頬紅、眉墨は欠かせない。
そして髪型は、三つ編みをしてお下げにする。
生憎私は髪の毛をいじるのが得意ではないため、同じ高さに二つ結びも自分で出来ないし、高い位置に髪の毛を結ぶことが出来ない。
なんという不器用さなのか。
マーガレイト自分でやってる人とか絶対に前世の記憶あると思っている。
だから、位置とか気にしなくていい三つ編みお下げを毎日している。
学校の準備には1時間かけるのが当たり前だと思っている私は、家族の中で一番最初に起きる。
そのため兄達を起こすのは私の役目でもあるのだ。
『兄さん善逸さん起きてー、起きてくださーい』
なかなか起きないところも可愛い私の兄。
「、、んぅ、、、」
可愛い、とにかく可愛い。
でも心を鬼にしないと私も遅れるので、兄を愛でる時間はとても短いのだ。
『起きてー!!!』
「うわぁぁぁあ!!殺 さないで殺 さないで!!!!」
声を大きくすると、大抵善逸さんが起きて、大きな声で叫ぶので、それで兄さんが起きるという連鎖を使って2人を起こす。
少々荒いが、これが一番いいやり方だ。
『おはよう善逸さん』
「え、鬼じゃない??よかった、おはよう」
寝ぼけてる善逸さんが可愛い。
兄さんの方は朝は無口なので喋らないことがほとんどだ。
そんな所も可愛い。
「Aちゃーん!!!!」
兄達を起こし終わってすぐすると、友達のイワちゃんが私を呼ぶ声がする。
そう、もう学校に行く時間だ。
イワちゃんは、私の唯一無二の友達で、わざわざ山を登って毎朝来てくれる。
本人曰く、「景色が好き」らしい。
そんな彼女は可愛くラジオ巻を両サイドに付けている。
親は床屋だとか。
いつもハイカラな髪型なので、一緒にモガになりたい。
あわよくば、私の髪の毛をいじってもらいたい。
『行ってきます!!』
そして私は学生鞄を手に提げて学校に向かうのだ。
登校中の話は決まってモガ・ハイカラの話だ。
ハイカラは丁度今流行している洋風な人で、モガはさらに高みを目指した人。
早く【オトナ】になりたい
127人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユキ(プロフ) - 煮柚都さん» ずっと応援ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!!!なんか不自然な場所とかあったら教えてくださいね笑 (2020年2月3日 22時) (レス) id: 064b8f51a5 (このIDを非表示/違反報告)
煮柚都(プロフ) - 弟の反応集から見させて頂いていますが時代に沿った世界線がとても好きです!細かい所まで設定されていて、とても凄いです! (2020年2月3日 22時) (レス) id: bf27443c25 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 泉桃花クラスタさん» ありがとうございます!!!時代をこのまま守っていきたいです! (2020年2月3日 21時) (レス) id: 064b8f51a5 (このIDを非表示/違反報告)
泉桃花クラスタ(プロフ) - 初コメ失礼します…時代背景が捉えられて凄いです…これからも更新頑張ってください!応援してます! (2020年2月3日 9時) (レス) id: 1a879c682f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユキ | 作成日時:2020年2月3日 7時