7 ページ7
「私の父は、ホンモノじゃなかったんです。」
JM「ホンモノって…？」
「いや、父というよりか私が、ニセモノだったのかもしれないけど、」
JM「……」
「母が再婚して、新しい家族ができると思ってたのに…」
「あの人たちは、私の居場所を奪ったんです＿」
JM「何が、あったの」
優しくてすいこまれそうなジミンさんの目。
こんな目、スヨン妃は見たことがあるだろうか？
「…最低な日々でした」
「思い出すだけで嫌だけど、でも、これまで誰にも言えなかったこと…」
「ジミンさんに聞いてほしい＿」
JM「聞くよ」
「ありがとう、っ」
JM「…」
「家に帰ったら、美味しいご飯があったんです。」
JM「…」
「でも、でも、幸せじゃなかった。」
JM「なんで…？」
「…母は、私を見てくれなかった。」
「あの男の事だけ見てた。 あの男は、私を一人にしたんです。」
「家に帰ったら、家に帰ったら…」
JM「うん、」
「母が女になってた。 いっつも女だった、聞きたくなくても、耳に入ってきた。」
JM「その男と、繋がってたんだ＿？」
「…はい」
「だから、だから…もう我慢できなかった。」
JM「…そっか」
「はい…」
「逃げちゃダメだって、思ってたんです、」
JM「うん」
「でも、もう耐えられなかった。 だから、家を出ました…」
JM「うん、」
「それで、施設に入って、自立してここに入ってきたんです」
JM「お母さんとは、会ってないの…？」
「……」
JM「そっか」
静かな室内。
JM「…抱きしめていい？」
「…っ、はいっ」
JM「うん」
「もう少しこうしてこうしてていいですか＿」
JM「俺もそうしたい」
「…」
心なしかジミンさんの心臓の音が響いて聞こえた。
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←6
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 130人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ジミンちゃん - 楽しいです！続き待ってます！ (2019年3月27日 15時) (
レス) id: ba091c410e (このIDを非表示/違反報告)
JIN君が大好きな人(プロフ) - 初コメ感謝の限りです泣 かっこよくかけてますかね… ありがとうございます！ 頑張れます笑 (2018年10月15日 20時) (レス) id: 1526253de7 (このIDを非表示/違反報告)
まるる(プロフ) - わ！JINさんも小説書かれていたんですね(*¨*) 冷たいジミンちゃんかっこいい。素敵♪（笑） (2018年10月15日 0時) (レス) id: cb1893ed4f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：JIN君が大好きな人 | 作成日時：2018年10月13日 16時
