【1/Homie】 ページ6
【語り/Jesse】
家族ぐるみで企業経営してたから
昔からいとこ同士の俺と北斗は双子同然に育ってきた。
うちの血筋に大感謝なんだけど、俺らって結構カッコいいみたいでさ。
学校ではジェシーくん、カッコいい、面白いって…
結構人気者なんだよね。HAHA
北斗は末っ子だし、人見知りってのもあるけど、
クールで誰も寄せ付けないような雰囲気が逆に目を引くらしい。
1年生の入学当初は北斗目当てで、他のクラスから女子たちが集まるほど。
家では甘えたり、我儘したり、ケラケラ笑ったりするのに。
心を開かないものには、北斗はいきなりよそ行きの顔になる。
まあ、病気のせいで我慢することもいっぱいあるし、
そのせいでシャッター閉じるの早くなっちゃったっていうか
仕方ないしって諦めてる部分も多いと思う。
なんか、切ないけど。
「やっべ、北斗、もうチャイム鳴る」
少し駆け足で教室に駆け込んでギリギリセーフ。
まだ担任は来ていない。
「間に合った〜〜！」
大げさに登場して、クラスメイトの笑いを誘う。
うん、今日も最初の掴みはOK！
そんな俺を横目で流して、北斗は自分の席に一直線。
ほんと、つれないヤツ。
『ジェシーと北斗ってほんと正反対だよな。
よく仲良くやってるよな。』
前に誰かに言われた。
確かにそうだと思う。
俺が太陽なら、北斗は月って感じで。
お互いに無いものを補い合ってるっていうか。
仲良いとか悪いとか、そんな薄っぺらいところじゃないんだ。
その前に俺らは表裏一体、離れられない存在だって
お互いに深いところで繋がってるんだよね…なんか。
家族、友達、相棒、幼馴染。
ぜーんぶひっくるめて俺のHomieって感じかな。
「座れ〜〜、出席取るぞー」
担任の声で、全員が一斉に着席する。
チラッと北斗のほうを見たら、
机についた手にアゴ乗っけて外見てた。
あれ…あいつ？
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KIKO(プロフ) - nkrysuさん» はじめまして。少し前に完結したものにこうしてコメントが来るのが嬉しいです🥺❤️続編も楽しんでいただけると嬉しいです❤️ (2021年10月28日 19時) (
レス) id: 16d48c36dd (このIDを非表示/違反報告)
nkrysu(プロフ) - はじめまして。うるうる涙を流しながら読んでしまいました（ ; ; ）（笑）続編も読ませていただきます！ (2021年10月28日 9時) (レス) @page42 id: 42b1441c9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KIKO
| 作成日時：2020年10月16日 10時
