遠い存在の先生 ページ9
「秋、おはよう〜」
「んぇ！あ！せんせー！はよ〜！(にこっ)」
「笑顔ずるっ(クスッと笑い頭ぽんぽんすると焦らせないでくれとボソッと言う)」
「ん〜？何か言った？」
「…いや？あ、渡すものがあるんだった…って、やば…」
「んー？どないしたん？」
「やwお弁当忘れちゃったんだよ〜…購買かな〜…」
「え、あ、そうなんだ…(チャンス！！！)」
「まー、いっか。さ、いこ。朝の会はじまる」
「んー。」
「はーいみんなおはよ。今日はまずプリントやってもらいまーす。」
「…(席を立ち先生の方へ)せんせ、」
「どした〜？プリント足りなかった？」
「や、あの、消しゴム忘れちゃった〜…」
「え〜、忘れたの〜？(ペンケースごそごそして消しゴムだす)ほら、どーぞー」
「やった〜！あ、ありがとぅ〜」
「ぷはっ、どういたしまして〜」
「…(ほんとは消しゴムなんて忘れてないんだよ〜なんて。)」
〜お昼〜
「せーんせ〜！」
「…どしたん？せんせ〜お腹空いてます。」
「秋とお昼食べよ〜？」
「いーけど、まず購買、」
「秋のお弁当あるから大丈夫ー！」
「え、秋…」
「だって秋、全然食べれないからいつも残しちゃうからいーの。」
「ん〜ならいーんだけど。」
「「いただきまーす」」
教室には先生と秋のみ。
みんなは外かな…
静かだな〜…
「せんせぇ…」
「どうした？」
「好きです…」
「…ありがとう…もういくよ、」
「…うん。」
「はぁあぁあ…さきこされちゃったよ〜…
も〜…放課後呼び出しだな…」
〜放課後〜
「…ごめんなさい…」
「や、謝らないでよ。」
「や、だって…もぉお〜…」
「あき…こっち向いて…」
風がふいてカーテンがバサバサなる。
唇がふれ、少し驚くも先生の赤い耳に目を引かれる
「秋、俺も好きだよ。」
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作者名：℃(ぬむゆむ | 作者ホームページ：@numuyumu13
作成日時：2017年10月15日 16時
