今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:3,787 hit
小｜中｜大
102号室。 ページ6
絵が好きで、よく絵を描いてた。
そんな時、右手が使えなくなった。
ガラスが割れ、下敷きになったのだ。
手術は一回やった。感覚はない。
リハビリを続けて、直すらしい。
でも、いつでも隣にはリトにぃがいる。
「リトにぃ、帰って？」
「…なんでだ？」
「…リトにぃも、やりたいことはいっぱいあるだろうし、
秋だけのリトにぃじゃないし。ね？」
「…そっか、でも、皆んなにはちゃんといってある。
『今は秋の側にいつも居たい。俺にして欲しいことや話したいことは後でいくらでも聞く。だからいいよな？』
って言ったんだ。やりたいことはまたこんど秋とやるからいいんだ。」
だって。相変わらずだな。
怪我は痛いし治らないし何にもできないけど、リトにぃと居られるんならこのままでいい。
そう思えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：℃(ぬむゆむ | 作者ホームページ：@numuyumu13
作成日時：2017年10月15日 16時
