リト松と秋松の小話詰

今気になってる物は何ですか？ ページ18

秋と俺とはあまり好きな物がすごい合ってるわけでもなく、


好きな事をやる時は他の人ととか1人でとか。


本読みたいな〜…大体読んじゃったんだよな〜…


なんて思い本棚の前に立つと後ろから秋の声がした


「り〜とにぃ！」


「おぉ、秋か。どうしたんだ？」


「この本！一回読んだんだけどすごい楽しくてね！」


読んだことのない本だった。


どうしたんだろう


本なんて読まないくせに。合わせてくれてるのかな、


片方が合わせないと、一緒にいる時間が長くならないからか…


「どんな内容なんだ？」


「えっとね！」


凄く好きな内容だった。


ソファに座り、2人で話す。


「それでね、これがー」


君の指先を追いかける。


話についていかないといけないんだけど、


君のキラキラした目や、たくさん動く口から目が離せなかった。


内容が深いらしく、感情もたくさん変わる。


そんな沢山動く顔がすごい好きだった。


凄い一所懸命で、そんな表情に落ちつかされる。


曖昧な相槌にそろそろ「ねぇ、聞いてる？」と


怒られるんだろうけど、話す君に俺は釘付けだった。

嫌われちゃうよね、→←いってらっしゃいとさよなら

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