検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:3,782 hit

貴方に包まれてるようで ページ14

「……秋遅い…」


リビングにはソファに座る俺だけでカチッカチッと針を進める時計と外の雨の音だけがリビングにある。


秋は花を買いに行くと一人で行った。


それからすぐにパラパラと降ってきたと思えば土砂降りになったのだ。


「はぁあぁあ…店を聞いとけばよかった」


電話ひとつないし…


するとガチャっとドアが開く音が聞こえた。


「秋っ!」


「や〜、リトにぃ、遅くなってごめんね〜」


そこにはずぶ濡れになり、白い服が透けている秋がいた


「あ、今タオルで拭こうな。ほら、シャワー浴びに行こう」


「うん」


「花、買えなかったのか?」


「そうなの…ちょうどなくて…」


「それは残念だったな…」


どんな花が欲しかったのだろうか


話をするとすぐシャワー室についた


「シャワー浴びるね、」


「あぁ。服用意する」


秋のクローゼットまで取りに行くと服がなかった


「あれ…あ!」


干してたの忘れてた!


秋の服あと夏用しかないな…


俺のだと大きいよな…中に夏用のシャツをきさせればなんとかなるか


あぁ〜…気をとられてたな


「秋〜」


軽く覗くと、シャワーを止めこちらを向く秋


「あ、今上がるよ?」


「あの、服が無くて、その下に秋の夏服を着て上に俺のパーカーを着る形になるがいいか?」


パーカー少し大きめのやつだから俺も萌え袖になるんだよな…


「よし」


「あ、着れたか…やっぱり大きいな」


「あ〜そうだね〜」


というとくるくるりと回る秋。


パーカーはワンピースのよう。ズボンは履いてないがちょうど隠れてる。


リビングへ行きテレビをつける。


前から秋がずっとみたがっていたやつ。


「これ〜♪デ●センダント〜!」


「秋はデ●ズニー物好きだな。」


「うん。ハッピーエンドがおきまりだもん。あと、プリンセスがかわいいから〜♪」


手をパタパタさせながら言う。今のは反則ですよ、秋さん


「ンン、どのプリンセスが特に好きなんだ?」


「シンデレラ!」


キラキラの目で振り返る。はぁ。秋がかわいい((


少し見始めると秋がそわそわする。


パーカーの袖を口に持って行ったり…


「…秋?どうしたんだ」


「や、その…」


もごもごしながら言う


「このパーカー、リトにぃの香りがいっぱいだから、その、


リトにぃにずーっとぎゅーされてるようで、嬉しいの」


はあ。


「そんなハグが嬉しいならずっとするぞ」


そう言ってハグをする。きゃっきゃ嬉しがる秋を。朝までずっと。

聞いてる?→←お花



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:NPP , リト秋 , キキララ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:℃(ぬむゆむ | 作者ホームページ:@numuyumu13  
作成日時:2017年10月15日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。