依存性3 欲しい言葉 ページ4
『...何も言わないんですか？』
先程どんなダンサーになりたいか聞いてきたのは彼だ
答えたのに、質問してきた本人はよくわからないこ
とを言ってきた
｢自分が、目標を理解しているのなら僕が言うことはないだろう？♦｣
その時に、私はハッとした
あぁそうだ、私は人の心に届く踊りを目標としているんだった
自分が納得する踊りなんてそれはただの自己満だ
あのお客様の中に、1人でも何か感じてくれた人がいればそれでいいのだ
とてもスッキリした
『ありがとうございます』
彼のおかげで気づけたのだ
本来の目標に
｢僕は何もしてないよ♣ちなみに、僕の心に十分に君の踊りは届いてるよ♠｣
彼はとても優しい人なのだろう
私の欲しい言葉をくれる
『名前を教えてほしいです』
｢僕の名前はヒソカだよ♥｣
『ヒソカさん、ですか』
心の中で何度も繰り返し、名前を覚える
｢君の名前はA、だね？♦｣
『なんで知ってるんですか？』
｢ショーのスクリーンにデカデカと名前が書いてあったじゃないか♣｣
それに、観客が大きな声で叫んでたし、と付け足すヒソカさん
そういえばそうだった
ついうっかりが出てしまい、また顔を赤くさせる
｢ククッ、やっぱり君は面白いね♠｣
その後もヒソカさんと楽しく談話しながら飲んでいた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルイ(プロフ) - KI-NAさん» いえいえ〜 (2019年2月2日 18時) (
レス) id: 62572e27eb (このIDを非表示/違反報告)
KI-NA(プロフ) - ルイさん» わわわわわ！！！めちゃくちゃ嬉しいです！！ありがとうございます！ (2019年2月2日 10時) (レス) id: 4e5ce8ff47 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - な…ぬ、初めてでこの完成度…凄い！ (2019年2月1日 20時) (レス) id: 62572e27eb (このIDを非表示/違反報告)
KI-NA(プロフ) - アオクサさん» 嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2019年1月15日 22時) (レス) id: 4e5ce8ff47 (このIDを非表示/違反報告)
アオクサ(プロフ) - 面白いと思います、頑張ってくださいね！ (2019年1月6日 8時) (レス) id: 3fc9aa63ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：KI-NA | 作成日時：2019年1月5日 20時
