貴方依存性 (ページ14)

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依存性13 僕の楽しみページ14

Hyskoa side

あぁなんだか興奮してくる

だって、このAのマネージャー...

念能力使いだもの

しかも、相当の使い手

｢担当直入に言う。Aさんから離れろ｣

その鋭い瞳、痛いほど感じる殺気

マネージャー、というよりボディーガードなのだろう

『うーん...♣無理』

僕がそう言うと、ますます殺気が溢れてくる彼

｢快楽殺人者だと知ってながらAさんに近づけさせるほど俺はあまくない。今すぐ殺されたくなかったら、今後Aさんに近づかないと誓え｣

『どうして幻影旅団に捕まったのか、知りたくないの？♦』

そう言うと、彼も大人しく黙った

『彼女は有名になりすぎた♠』

｢どういう事だ｣

『幻影旅団の団長が、彼女を欲しがっている♥まぁ、団長だけじゃなくて、数名の団員からも気に入られてるよ♣』

まぁ、数名って言っても僕とシャルナークだけだけど

だけどそうやって言った方が、幻影旅団に殺意向けて楽しいでしょ？

｢...Aさんを助けてくれたのか｣

『うん♦団員の1人が彼女を捕えててね、そこから出してあげたのさ♠』

｢...感謝する｣

彼はきっと彼女を助けられなくて責任を感じてたんだろう

『君より優秀なんだから、僕をこのまま彼女と居させてもいいと思わないかい？♣』

そう言うと、また殺気を出してくる

そんなに挑発されると、殺したくなっちゃうんだけどなぁ♥

｢Aさんとはどうやって知り合った｣

『また質問攻めかい？』
あんまり質問は好きじゃないんだけど、と付け足す

｢...Aさんに相応しいか判断してるんだ｣

『そう♦』

彼は多分、強化系か放出系

『彼女とは、一昨日バーで出会ったよ♣そこから意気投合して仲良くなった、って訳♠これで信用できたかい？』

｢まだ完璧に信用出来たとは言えないが、まあいい。Aさんがあれだけ安心しきってるんだ。Aさんの近くに居ること許可する｣

あぁ彼は強化系だ

単純で一途

きっと、彼女と体を重ねたなんて言ったら、僕のこと本気で殺そうとするんだろうなぁ

それはそれで楽しそうだけど

僕の楽しみがまた増えたよ♥