My girl……？〜cord of love〜【nt×ar】

＊ ページ6

颯馬side





どのくらい時間が経ったんだろう


1時間にも感じるし、1分にも感じる



誰かが俺を呼ぶ声がして、ゆっくりと目を開けた





白｢名取先生！｣

颯｢あ…白石先生｣





隣に冴島さんと藍沢先生の姿もあった





颯｢あの…白石先生、俺…｣

白｢…っ、すぐに治療開始するから…！｣

颯｢あの…そこの患者さんは…｣

白｢藍沢先生が見てくれてる｣

藍｢こっちの患者は安定してる。よくやった、名取｣

颯｢はぁ…よかった…｣





安心すると共にだんだん意識が遠のいてきた


それに…さっきから感覚が…





白｢名取先生！気抜いちゃダメ！｣

颯｢…すいません…白石先生、俺、今どうなってます…？さっきから右足の感覚が鈍くて…｣

白｢…、骨盤の下あたりに鉄骨が乗っかってて動かせない…。恐らく、骨はやっちゃってると思う。骨盤がどうか…｣

颯｢そう…ですか…｣

白｢…大丈夫、絶対助けるから｣

颯｢…はい…｣





でも、俺の意識はどんどん遠のいていった


どんどん白石先生の声が遠くなってく



そしてなぜか、大貴と頼武の顔が脳内に写った



次の瞬間、俺の意識は深い闇へと落ちていった

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