My girl……？〜cord of love〜【nt×ar】

＊ ページ16

大貴side




病院に駆け込み、スタッフステーションに行った





大｢すいませんっ、白石先生はっ？｣

｢白石先生は今患者さんが急変したので、処置に当たってます｣

大｢そうですか…あの、名取颯馬は…｣

緋｢あ、有岡さん。ご案内します｣





緋山先生に颯馬の病室まで案内された


と言ってもICUの個室なのに変わりはないけど…





緋｢今は安定してます。もし何かあったらナースコール押してくださいね｣

大｢ありがとうございます｣





緋山先生が去っていくのを見てから、深呼吸してドアをノックした





ｺﾝｺﾝｺﾝ))





颯｢…はい｣





小さいけど聞こえた返事


思いっきしドアを開けて抱きつきたい、という衝動に襲われたけど何とかこらえた





ｶﾞﾁｬｯ))





颯｢…大、貴｣

大｢…っ、颯馬っ…｣





颯馬はベッドをリクライニングにして鼻にチューブをつけていた


俺は耐えられず、颯馬の胸元に抱きついた





大｢ばかっ…｣

颯｢…ごめ、心配させた｣

大｢ほんとだよっ…ばかぁっ…｣

颯｢俺は死なねーって｣





そっと抱きしめてくれた


顔を見上げると普段はむっとしてることが多いけど、柔らかい笑みを浮かべていた





大｢…無事でよかったっ…｣

颯｢…ん｣





颯馬は俺の目から溢れる涙を指で拭い、頭をクシャッと撫でた


そして一言





颯｢…ありがとな、心配してくれて｣

大｢…うん｣

















…雑((

大切な…。→←安堵

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