My girl……？〜Family〜【nt×ar】

感動 ページ25

大貴side




翌朝起きると時刻は既に9:00



大｢ん……？｣

涼｢あ、大ちゃん起きた？おはよう｣

大｢ん……うん……？｣

侑｢ねぇ、頼武くんさっき見てきたけどすっごく可愛いよ｣

大｢うん……？……あ｣

涼｢まさか出産したの忘れてたの？w｣

大｢あぁ……ぺったんこだ……｣



自分の凹んだお腹に触れた

もう、頼武はここにはいないんだ……


すると扉が開いた



颯｢大貴まだ寝てる……あ、起きてる｣

大｢颯馬……あ……！｣

颯｢頼武、起きたから連れてきた｣



颯馬が押してきた保育器

その中には我が息子が目をパッチリ開けて口をハムハムさせていた



大｢頼武……｣

涼｢昨日の夜、俺は見たけどね。颯馬くんが連れてきたから｣

颯｢昨日お前寝てたからな｣

侑｢わー、やっぱり可愛い〜｣

颯｢抱っこしてやれよ｣

大｢うん……わー、軽い……｣



出産した時はもうやっと痛みから開放されるということしか考えられず、頼武と会えたという感動をあまり味わえてなかった

今抱っこして、初めてやっと会えたという感動がこみ上げてきた



大｢へへっ……可愛いね……｣

颯｢ん｣


涼｢かわい〜｣

侑｢ﾂﾝﾂﾝ))｣

涼｢んー？｣

侑｢僕は……？可愛くないの……？｣

涼｢鼻血っっ))……っお前がいちばんかわいいわっ｣

侑｢んへへ……｣



ちっちゃくて柔らかくてふんわりいい匂いがして

ちょっと油断すればすぐ壊れてしまいそうな息子



侑｢もう完全にママじゃん、大貴｣

大｢あ、俺ママかぁ……！｣

涼｢忘れてたの？w｣

大｢うん……なんかもうやっと会えたー！って感じで｣

侑｢さすが、大事なことはすぐ忘れる人｣

大｢なっ、俺だって覚えてることあるし！知念の生まれた日とか生まれた病院とか！｣

侑｢誕生日は覚えてて当たり前でしょ……てかなんで病院まで知ってんの怖い｣


颯(わー……)

涼(また始まったなこれ……)

颯(ですね……)

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