My girl……？〜Form of love〜【nt×ar】

親との話 ページ47

大貴side




翌日

起きると、母ちゃんからLINEが来てた



母ちゃん今日、用があってあなたの家にお父さんと行くから。家にいてね



内容を見て一瞬で目が覚めた

どーせ、結婚のことだろうよ……

仕事だから無理と言いたかったけど、生憎今日は休み

あぁ……説教だけは避けたい……



大｢ねぇ、今日遅く帰って来れる？｣

颯｢はぁ？なんで？｣

大｢……両親が来るって……颯馬いると気まずくなりそうじゃん？説教とかになったらやだし｣

颯｢……あぁ｣

大｢だから、連絡するまでどっかで時間潰してきてくれない？お願い｣

颯｢……わかった｣



｢じゃあな、無理すんなよ｣と言って俺の頭を撫で、颯馬は仕事に行ってしまった


1時間後、親が来た



大｢いらっしゃい｣

大母｢入って大丈夫？｣

大｢うん｣



部屋に上がらせてお茶を出し、テーブルを挟んで座った

あぁ、学生の頃テストの点数が悪いとこんな感じで怒られたなぁ……



大父｢父さんの言いたいこと、わかるな｣

大｢……なに｣

大父｢お前、親に黙って結婚しただろう。籍はいつ入れたんだ？｣

大｢……先月……｣

大父｢親に一言言ってからでも言いだろう。相手は誰だ？今どこにいる？｣

大｢……救命医で、今病院で仕事してる｣

大父｢……今、妊娠もしてるらしいじゃないか｣

大｢……((ｺｸｯ｣

大父｢産むのか？｣



その時、父ちゃんの顔が曇った

少しイライラしてる。そんな気がした


それと同時に、俺のイライラも増してくる



大｢……産む……てか6ヶ月だし、今更堕ろせないでしょ……｣

大父｢産んでどうするんだ？その子をちゃんと育てていけるのか？仕事はどうするんだ？｣

大｢……一応、休みは貰えるから……｣

大母｢休みじゃないの。お父さんはあなたの体が心配で言ってるのよ？わかってるの？｣



その言葉を聞いた瞬間、俺の中でのイライラが爆発した



大｢っさいなぁ！なんで父ちゃん達にあーだこーだ言われなきゃいけねぇんだよ！自分のことくらい自分でできるよ！｣



それだけ言って俺は携帯を持って家を飛び出した

無我夢中で走って、気づけば颯馬の病院に来てた


病院に入って颯馬とよく言った人気の少ないテラスに行った

颯馬に来てもらうようにLINEをした

いきなり走ったからお腹が張ってる


その時、入り口の方に人影があった



大｢……颯馬っ……｣

颯｢お前、親との話はどうした……｣



颯馬が言い終わる前に

俺は颯馬に抱きついていた

不安の笑み→←女子みたいな……

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