女子になった俺たち4【HSJ】

22 ページ22

大貴side




あれから頭痛に悩まされ続けて次の日の明け方、俺は目が覚めた

なんか……誰かが苦しんでる声が聞こえる……


隣を見ると



侑｢ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ……ﾋｭｳｯ……ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ……｣



隣で苦しむ知念の姿が目に入った



大｢知……念っ……！大丈夫っ……｣

侑｢だ、いちゃっ……息っ……できな、いっ……｣

大｢ま、ってて……！｣



ふらつく体でなんとか廊下に出て

薮くんの部屋に行った



大｢薮くんっ……！｣

薮｢なにぃ……大ちゃん、こんな時間にどしたの……｣

大｢ぐすっ……知念がっ……い……きっ……れきないってっ……ひくっ｣

薮｢おぉ、どうした？｣

大｢知念が……知念がっ……｣

薮｢わかった。とりあえず、部屋行くわ｣



薮｢知念！｣

侑｢ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ……こ、おたっ……ｹﾞﾎｯﾋｭｳｯ｣

薮｢落ち着いて。深呼吸できるか？｣

侑｢ふるふる))息っ……で、きないっ……｣

薮｢まじか……大ちゃん、高木と光呼んでこれる？｣

大｢頑張るっ……｣


大｢光くんっ……！｣

光｢んんっ……なにぃ大ちゃん……｣

大｢ぐすっ……知念がっ……｣

光｢知念？｣

大｢いいからっ……部屋行ってっ……｣

光｢わかった｣


大｢高木っ……起きてぇっ……｣

雄｢ガバッ))有岡くん、どしたの！？｣

大｢俺のっ……部屋ぁっ……薮くんがっ……呼んでって……｣

雄｢何となくわかった。今行く｣



なんとか2人を起こして部屋に連れてきた



雄｢知念、どした！？｣

薮｢息ができないって。呼吸困難だ｣

光｢救急車呼ぶわ｣

雄｢有岡くんも、大丈夫？｣

大｢高木ぃっ……知念っ｣

雄｢大丈夫大丈夫、落ち着こう｣




数分後


やってきた救急車に知念と薮くんが乗りこみ、
病院に運ばれて行った

23→←21

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す