虹龍〜覚醒〜【HSJ】

＊ ページ36

圭人side





俺がその言葉を発した瞬間、目の前の男の子は俺を嘲笑うかのように口角を上げた





？『あれ、理解できてなかった？ここは覚醒した人だけが『僕も！』

圭『僕も…覚醒してるから…』

？『…どんな？』

圭『へ？』

？『なんの能力持ってんの？お前』

圭『…動物とか…植物と会話出来たり…する…』

？『ふーん…なら治癒系か…。ついてきて』





そう言われてスタスタ歩き出すから


俺は慌てて後を追った




連れてこられたのは屋上



そこには花壇があって、それなりの種類のお花が植わってた





？『圭人。この花たちはなんて言ってる？』

圭『…、聞いてみます…』





目を閉じて深呼吸。全意識を集中させてお花に近づいた





圭『…お腹すいてるって…。喉が渇いたって言ってます…』

？『…ホントみたいだね。その花、今日はまだ水あげてないから。
それに…目の色が緑になってるし』

圭『…え？緑…？』

？『知らないの？能力者は能力使用中は目の色が変わるの』

圭『そうなんだ…』

慧『まぁホントなら山田たちも許してくれると思う。俺は伊野尾慧。人の怪我とか治せる能力持ってる』

圭『すごい…！』





＿その後、伊野ちゃんにいつもの部屋に連れていかれた



当時は山ちゃん、大ちゃん、薮ちゃん、光くん、高木くん、伊野ちゃんしかいなくて



俺が部屋に入るなりとんでもない剣幕で睨まれた



でも伊野ちゃんが説明してくれてみんな納得して



晴れて俺はJUMPに入れたんだ＿

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