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大貴side
侑「毎年この日が近づく度に…悔しくなるっ…なんで守れなかったんだろって…」
少しずつ話す知念の声は震えていた
侑「…、これで、全部っ…」
言い終わった瞬間、知念の目から1粒の滴が零れた
俺はその小さな体をそっと抱きしめた
大「…よく耐えたな、えらいよ」
耳元で、できるだけ優しい声で言うと俺の背中に知念の手が回された
と同時に声を上げて泣き始めた
その知念がやっと落ち着いたのはそれから20分後の事
少し申し訳なさそうに離れた知念の目の周りは真っ赤っか
顔も涙で濡れに濡れまくっていた
大「落ち着いた?」
侑「コクッ))」
大「よかった。知念、顔洗おっか?ね?」
侑「…大貴やって…」
大「はいはい」
トイレに連れていき、水道の水で洗った
やっぱり目の周りの赤みはすぐには取れないな…
まぁ、大丈夫だろう。うん。
侑「…ん…ぃ…」
大「ん?ごめん聞こえなかった」
侑「…みんなにも…いう…」
ゆっくりと舌っ足らずな口調で話す知念はいつもよりずっと幼く見えて
思わず頬が緩んでしまうのを必死で堪えた
大「わかった。みんなの所行こう?」
侑「大貴も…」
大「うん。なんなら手握っててやろうか?笑」
侑「…いいもんっ…!」
と言いながらも俺の袖を握って離さない知念は天使そのもの
…あぁ…可愛い((
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しょぼん(プロフ) - 初めまして。とても面白いです!読んでて次の話は何だろうと、ワクワクしています!更新を楽しみにしています!これからも頑張ってくださいね!! (2019年12月18日 21時) (レス) id: 77da2a7fd8 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 初めまして!こちらのお話とても好きです。お忙しいとは思いますが更新頑張ってください。楽しみにしています! (2019年11月27日 18時) (レス) id: ce3fa780b1 (このIDを非表示/違反報告)
0131&0326LOVE - つなぐ〜、遅くなったけど移行おめでとう!!更新頑張ってね♪楽しみにしてるね(^∀^) (2019年11月2日 7時) (レス) id: 0f6d278708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つなぐ。 x他1人 | 作成日時:2019年10月20日 20時