My girl……？【nt×ar】

伝えたい気持ち ページ45

涼介side




翌日

楽屋に行くと大ちゃんの姿

珍しい……いつも一番最初につくのは俺で大ちゃんは遅刻魔なのに



大｢あ……山田｣

涼｢おはよ、大ちゃん。元気になったの？｣

大｢うん、お陰様で……あのね、今日時間ある？ちょっと話があるんだけど｣

涼｢奇遇だね。俺もあるよ｣



この仕事が終わったら2人で飯に行く約束をした

そこで俺は言う

大ちゃんのことが好きだ、と

その返事がNoでも構わない

だって大ちゃんにはもうパートナーがいる……


ずっとその事を考えてるうちにあっという間に仕事は終わった

気づいたら大ちゃんと二人で道を歩いていた



大｢やーまだ？ぼーっとしてるけどどうかした？｣

涼｢あぁ……なんでもない。行こっ！｣



2人ともとりあえず飲み物を頼んだ

最初に話を切り出したのは大ちゃんだった



大｢昨日はありがと。おかげで元気になった｣

涼｢うん｣

大｢それで……あの……もう知ってると思うけどさ｣

涼｢名取先生のこと？｣



大ちゃんの肩がピクっと震えた

図星だろう



大｢うん……｣

涼｢俺もそのことについて聞きたかった。でもその前に一つだけ言わせて｣

大｢なに？｣

涼｢俺、大ちゃんが好きだよ。大好き｣

大｢……｣

涼｢……わかるよ、大ちゃんには既に付き合ってる人がいるって。その人と一緒にいたいってのはわかる｣

大｢……ごめん｣

涼｢ふるふる))いいの。あれから考えたけど、2人を別れさせたところで大ちゃんから幸せを奪っちゃうだけだって｣

大｢……｣

涼｢ただ、気持ちを伝えたかっただけだよ｣

大｢……山……田｣

涼｢……ごめっ……｣



気づいたら泣いてたらしい

大ちゃんが俺の顔を見てさらに悲しそうな顔になった

余計に混乱させちゃったかな……


何やってんだろ、俺……

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