My girl……？【nt×ar】

採血 ページ15

大貴side




颯｢ちょっと採血させて｣



そう言ったのは颯馬が1度部屋を出てまた戻ってきてから

なんかバットに色々入ってるから

｢何持ってきたの？｣

って聞いたら……

俺注射嫌いなんだよ……

点滴するのもヒーヒー言いながらやったのに……



大｢えー、俺注射嫌いぃ……｣

颯｢うっさい。27にもなって情けねぇ｣

大｢……痛いもん……それに俺精神年齢は5歳……｣←

颯｢自分で言うのかよ。ほら、とりあえず腕出せ。痛くないようにするから｣

大｢ヤダァ……｣



無理やり出されてなんか腕の上の方を紐で縛られた

腕の関節の裏あたりをさすって何かをしてる

しばらくすると消毒のガーゼを手に取った



颯｢刺すよ｣

大｢言い方怖いよ……｣

颯｢他になんて言うんだよ。はい、手握って。ぎゅって｣

大｢ん……い゛っだぁぁぁ！！｣

颯｢うっせぇ……｣



いやいや、痛い痛い

颯馬さん、何が｢痛くないようにするから｣だよ

全然痛いじゃないですか

うわぁ〜、血液ぃ……血ぃ……←


1分ほどで針が抜かれ、試験管みたいなやつに俺の血が入れられた

腕には絆創膏が貼られ、颯馬が謎に俺の血を見せてきた



颯｢ほら、採れたよ｣

大｢あーあー、見せなくていいから……｣

颯｢……じゃ、また後で｣

大｢……ん……｣



ふと腕を見た



大｢……ふふっ｣



絆創膏にはすごく小さな文字で


“よく頑張ったな”


って書いてあった



颯(……緋山先生なんであれ書いたんだよ……)

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