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屋上 ページ12

大貴side




メンバーだからいいって思ってた

ハグは別になんとも思わないし

キスはほっぺならいっかって

でもその判断が颯馬にとっては悪と出た


俺にキスをして、「ごめん」と言って出てってしまった

俺は颯馬の後を追おうと、点滴を押しながら外に出た



大「……どこいった……?」



スタッフステーションにもいない

医局には行かないだろうし……

そういえば……



大『よっ、来たよ〜』

颯『お前、バレたらどーすんだよ』

大『えー?大丈夫っしょ』

颯『……ちっ、こっち来い……』


大『わー、いい気持ち〜』

颯『……仕事は?』

大『んー?ちょっと撮影で近くに来てて。終わって暇だから寄ったんだ』

颯『ふーん……』


大『いつも来るの?屋上』

颯『あぁ。ここに来ると嫌なこととか全部忘れて無になれるから』

大『へー、颯馬にも嫌なことあるんだね』

颯『そりゃ俺だってあるよ。お前のこととかな』

大『なにそれ、ひどーい』



この前仕事合間に来た時

こんなこと言ってたっけ……

もしかしたら……



大「……あ……いた」



屋上の柵に腕をかけ、ぼーっとしてる颯馬がいた



大「……なに黄昏(たそがれ)てんの」

颯「……お前、何出てんだよ……」

大「ずーっと動いてなかったからね。足は奇跡的になんもなかったし」



そう言って近くにあるベンチに腰掛けた

颯馬は柵に寄りかかったまま、何も言わない



颯「……」

大「あれ……嫌だったんだね。ごめんね?」

颯「……別に……」

大「これからは控えてもらうように言うから……」



続きを言おうとした瞬間、颯馬に抱きしめられていた

俺の首元に顔をうずめ、じっとしている



颯「……ごめん……少しだけこれで居させて……」



いつもより少し低くて震えた声

それは何か辛いことがあった時ってことを知ってた

だから、あえて何も言わずにそっと抱き返した


しばらくして、颯馬は顔を上げた

そしてまた景色の方に視線を向け、話し始めた



颯「……大貴がみんなにあんな感じでやられてんの見てて……よくわかんないけどイライラして……」

大「へー、嫉妬してくれたの?」

颯「……した……ちょっとだけ」

大「ちょっと、なんだ?」

颯「……結構」

大「ほーぉ、颯馬も嫉妬してくれるんだ。俺嬉し」

颯「……っせぇ」



でもほんとに嬉しかった

いつも塩対応だし無愛想だから

ほんとに俺の事好きなのかな〜って思ってたから

すっごく安心した

リハビリ→←嫉妬



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46猫ー0924ー - 更新待ってました!これからも頑張ってください (2019年5月14日 7時) (レス) id: 8fa9dca0b7 (このIDを非表示/違反報告)
絆。(プロフ) - 朔さん» ありがとうございます!個人的には颯馬の性格が好きなんですよね……(誰も聞いてない)割と作者本人の性格が颯馬に似てる(らしい)ので…… はい(?)これからもよろしくお願いします! (2019年5月11日 21時) (レス) id: 4fc00956d1 (このIDを非表示/違反報告)
絆。(プロフ) - 46猫ー0924ーさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年5月11日 21時) (レス) id: 4fc00956d1 (このIDを非表示/違反報告)
絆。(プロフ) - ちぃまるさん» おぉ〜!同じですね(同志よ((殴 )まぁ……こっこり持ってったんですけどね(どやぁ)← 読んでくださり、ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2019年5月11日 21時) (レス) id: 4fc00956d1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 性格ほんっと好きです。 (2019年5月11日 18時) (レス) id: bc08b0a9bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つなぐ。 | 作成日時:2019年4月14日 1時

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