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#24 ページ24

大貴side





自分でも自覚はあった

朝起きた時からものすごい寒気と怠さ

でも今日撮影初日だし……

休むわけにはいかない


なんて軽い気持ちで挑んだ撮影

キスシーンの時、ホントはすっごく辛かった

こっそり熱計ったら38.4

今まで出したことねぇよこんな熱……


そんで帰る時に限界が来て

現在に至る



涼「なんで言わなかったんだよ」

大「今日撮影初日じゃん……休むわけにはいかないし……」

涼「一言言ってくれたっていいだろ?」

大「ごめ……」

涼「ほら、休んでて」



家のベッドに寝かされ、山田はバブルの散歩に行ってしまった

ほんとなら俺も行くはずだったのに……



大「っ……た……」



さっきから頭痛がひどい

我慢してたけどもう無理……



大「はぁっ……ぐすっ……」



布団にくるまり、出したくもない涙を流した


痛みに耐えること15分ほど

山田が帰ってきた



涼「ただいま〜」

大「っ……や、まらっ……」



なんとか山田を呼ぶことが出来た



涼「どした?」

大「あたまっ……」

涼「頭痛かったか、起きれる?」



山田に抱きつくように起こされ

力を抜くように言われたけど……



大「っ……たいっ……はぁっ…はぁっ…はぁっ」

涼「息乱れてるぞ。落ち着け」



自分でもわかった過呼吸

ほんと、ちゃんと息できなくなるんだよ



大「はぁっ…はぁっ…くるしっ……」

涼「落ち着いて深呼吸して?」



そんな中、ずっと背中をさすってくれた山田

おかげで落ち着くことが出来た


普通の呼吸に戻った瞬間、俺は山田の方に倒れこんだ



涼「おぉ……大丈夫か?」

大「はぁ……怖かったっ……」

涼「泣くなよ、大丈夫」



息できない恐怖に襲われた俺は

その怖さで泣いた



涼「俺いるから、な?」

大「こくっ))」

涼「ん。ちょっと寝とけ。薬買ってきたから後で飲むぞ」



うぇぇ……最悪……

俺薬大っ嫌い……


山田ぁ……サラッと言わないでくださいよ……

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やまありラブラブ(プロフ) - はじめまして。作品、とても、面白かったです。続き、楽しみにしています。これからも、頑張って下さい。 (2019年3月10日 17時) (レス) id: 556ce3724e (このIDを非表示/違反報告)
Anna(プロフ) - 面白いです!作者さんのペースでガンバレッツゴー!! (2019年2月20日 21時) (レス) id: bfdb5b8cd3 (このIDを非表示/違反報告)
rino(プロフ) - すごく面白いです!早く更新して欲しいです! (2019年2月18日 22時) (レス) id: 60aeac0a97 (このIDを非表示/違反報告)
ねんちーさぼん(プロフ) - とても面白いです!これからの展開も気になります! (2019年1月24日 4時) (レス) id: 07a41134ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:絆。 | 作成日時:2019年1月21日 7時

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