仕返し 5 ページ9
周りの景色が公園から海辺の散歩道に変わる
「形勢逆転狙うなら、あと10人ぐらい呼ばないとなぁ!」
そう叫びながらアルマジロイマジンが走り込む
まっずい…!
アルマジロイマジンの都合がいい間合いとなるとほとんど回避も攻撃も不可能だ
ずっと振り回して大鎌を振り上げるスペースがない
どうにか大鎌に鎖を絡めて動きを封じようとするが顔や脇腹に強烈なものをくらってしまう
4:1でも歯が立たないとかどんだけ強いんだよ…
4人で作戦を練って挑みたいがそんな時間もない
今はガードしてどう攻撃を加えるか考える方が優先だ…
モーニングスターは遠心力で相手に先端の棘や鉛玉で相手に打撃する
一度振り回したり、飛ばしたりするのを止めたらきっと隙ができるはず…
あたしはその隙を見計らおうとイマジンの背後にゆっくり忍び寄る
幸い4:1だから注意は散漫になるはずだ
ゆっくり…
上手い具合に間合いをとっても丸くなって攻撃をしてくるからまた取り直しだ
ゆっくり…
きっと3人もあたしの行動に勘づいたのかひとまとまりになってあたしの反対でイマジンを煽る
ありがとう、これで隙がうまれやすい…
…今だ!
イマジンがモーニングスターをおろした瞬間にあたしは大鎌を高くかがげ振り下ろす
3人も決まったという表情をした
しかし、イマジンは少しかがみながら右に避け、後ろ回し蹴りであたしの手の甲を蹴りあげた
う、そ…
そこからは何が起こったのか分からなかった
気づいたら、イマジンの大きな爪が首元に当てられていた
「そんな見え見えな動きで俺は倒せないよ」
血がサーっと引いていくのがわかる
「A!!」
3人が各々の武器を構えるがあたしが盾のようになっていて近づけずにいる
「別に攻撃してもいいんだよ?こいつが痛くなるだけだけど」
イマジンはガハハと笑う
くっそこいつ…バカにしやがって…
少し周囲確認をしたら足でギリギリ届くところにガッシャーがあることを確認できたり
しかも、上手いことガッシャーはそれぞれを接続するためにでこぼことした形状…
今は両手は掴まれてて動けないけど上手いことガッシャーを強く踏めばてこの原理で鎌を持つことが出来る…!
あたしはイマジンの視線を伺って鎌の柄を踏み込んだ
しかし、上鎌は持ち上がったものの、手の付近から逸れ半円を描いて倒れた。
「お前まだ痛くされたりないのかな」
イマジンはあたしの右足に鎖を巻いて締め上げる
「っぁぁぁぁ…!!」
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クルサ - あっという間に読み終えてしまった…クオリティが高くて凄く面白かったです!また、いつか続きを書いてくれる事を心から願ってます(^^)完結編まで読み切りたい…! (2021年9月29日 20時) (レス) @page12 id: 8a3ec40306 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ - 小説、読ませて頂きました!とても面白かったです!続き、頑張って下さい! (2020年3月6日 1時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルナ | 作成日時:2019年12月22日 20時