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危機一髪 7 ページ3

しかし、良太郎はデンカメンソードを回さずにイマジンに切りかる。

「なんの真似だ、野上!」

「無茶だ!」

「良太郎!電車斬りして!!」

良太郎はあたしたちの声なんて聞かずにイマジンに攻撃を加える。

それでも、イマジンには一切効かない。

「そんな攻撃俺には効かねぇんだ!」

イマジンは良太郎の胸ぐらを掴むと左腕で思いっきり殴った。

良太郎は壁に打ち付けられてぐったりと倒れる。

「今のは痛かったろ?すっごい痛かったろ!」

「良太郎!!!」

このままだと良太郎が死んじゃう…!

あたしは再び良太郎の前に出て大鎌を構える。

侑斗もこれ以上良太郎に近づけまいとイマジンの事を撃っていく。

「野上!立て!Aに捕まって逃げろ!」

あたしは頑張って良太郎の腕を肩に回す。

「良太郎しっかり掴まって…!」

良太郎は意識が朦朧としているのか上手く腕を回せない。

どんどん良太郎がずり落ちていく…

「野上!しっかりしろ!」

「面白くなってきた!もっと面白いのやらせてよ!」

あたし達が焦っているのを見てイマジンは楽しそうだ。

あたしが手間取っているのを見て侑斗も一緒に良太郎を支える。

「おっと?逃げる気?」

侑斗はあたしと反対側の良太郎の肩を支えてイマジンのことを撃ちまくる。

その時、目の前をデンライナーが通過して何とか逃げることができた。



無事デンライナーに乗車し、デネビックバスターから元のイマジン体に戻ったデネブも一緒に良太郎を食堂車まで運んでくれた。

「良太郎!しっかり!!」

プシューっと食堂車の扉が開くとみんなが良太郎の元へ駆け寄った。

「あたし、枕とかとってくる!」

女性陣もそれぞれ必要なものを用意して良太郎を横にする。

「良太郎、大丈夫?」

ハナちゃんも不安げに良太郎に聞くと、良太郎は少し元気はないがうん、と頷いた。

「おい!お前なんですあそこで必殺技使わなかったんだ!」

「…ごめん」

「ごめんじゃねぇ!」

怒っている侑斗をデネブがなだめる。

「たく。冗談じゃないっつーの」

侑斗は不服そうに良太郎の向かいの席に座る。

なんか、今日のデンライナーはずっと空気がピリピリするな…

あたしは少し自分の肩をさする。

「あー!まったくだなぁ」

侑斗に便乗するようにモモも声を上げた。

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クルサ - あっという間に読み終えてしまった…クオリティが高くて凄く面白かったです!また、いつか続きを書いてくれる事を心から願ってます(^^)完結編まで読み切りたい…! (2021年9月29日 20時) (レス) @page12 id: 8a3ec40306 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ - 小説、読ませて頂きました!とても面白かったです!続き、頑張って下さい! (2020年3月6日 1時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルナ | 作成日時:2019年12月22日 20時

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