どうして？5 ページ1
アーマーを装着して筋力が倍増しているからといっても瓦礫をどかすのは容易じゃない。
辺りを見渡して、取り残されている人がいないか確認する。
そのとき、ズキっと頭に刺激が走った。
なんだ…？
ついこの間も瓦礫が落ち、逃げ惑う人の中にいたのうな気がする…
…今まで何度も戦ってきた。
色々な記憶が混ざっているんだろう。
あたしはすこし頭を振って良太郎とイマジンの元へ駆ける。
場所は橋の上に変わっており、イマジンが優勢だ。
良太郎が膝をついてイマジンがモーニングスターを振っている。
デンカメンソードも少し離れたところに落ちている。
まっずい！
あたしは急いで良太郎の前へ出て良太郎に向けられたモーニングスターを弾く。
｢危ない危ない｣
その間に良太郎はデンカメンソードを取り、良太郎、チャンスだ！必殺技行けぇ！とモモの声がした。
あたしは電車斬りの直線を確保するために端による。
｢良太郎！やっちゃって！｣
しかし、良太郎はデンカメンソードを見つめたまま動かず、モーニングスターが良太郎に直撃し、吹っ飛ばされた。
｢良太郎！？！？｣
｢痛いの決めちゃうよっ！｣
ぶっ飛ばされたことに驚いて油断したあたしもモーニングスターを背中にキメられ顔から地面についた。
これ、アーマー来てなかったら首折れてるよ…
体制を建て直しながら少し首をさする。
あたしは、イマジンを警戒しながら良太郎の無事を確かめる。
「おいこら、待てよ、何やってんだ！？」
デンカメンソードからはモモ達の動揺する声がした。
それもそうだ。
良太郎はデンカメンソードを地面に置き直してイマジンに走り込む。
｢何やってるの！？｣
目の前を通る良太郎に大声で聞いたが何ふり構わず良太郎は走ってく。
あーーーもう！！！
あたしはデンカメンソードの方へ走り、モモ達に話しかけた。
｢何があったの！？変なことでも言ったの！？｣
｢俺が知るか！とにかくこれを良太郎に渡せ！！｣
再び良太郎を見ると、イマジンに体当たりをしているがビクともしていない。
それどころかどんどん攻撃を当てられていく。
｢武器もない奴に手を出すとか卑怯だろうがっ！！！｣
あたしはデンカメンソードでイマジンに切りかかる。
｢そんなの全然痛くないんだよ！｣
この攻撃も一切聞かず、数発立て続けに攻撃を食らってしまう。
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クルサ - あっという間に読み終えてしまった…クオリティが高くて凄く面白かったです！また、いつか続きを書いてくれる事を心から願ってます(^^)完結編まで読み切りたい…！ (2021年9月29日 20時) (
レス) @page12 id: 8a3ec40306 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ - 小説、読ませて頂きました！とても面白かったです！続き、頑張って下さい！ (2020年3月6日 1時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ | 作成日時：2019年12月22日 20時
