あなたはキングダムハーツの世界に迷いこんでしまったようです

第9話 <付け狙う脱け殻> ページ10

ソラたちは眼帯の男、シグバールに武器を構える。

シグバール「おいおい、いきなり戦闘体制か？
別に今の俺の任務はおまえらを始末しろとかって内容じゃねぇから安心しろってハナシ」

ソラ「じゃあ、何しに来たんだ！」

ソラがシグバールを睨みつける。

シグ「まてまて、そういきり立つなってハナシ
俺は今偵察任務中だ
おまえらと同じ目的でな」

ソラ「なんだって！？」

シグ「俺たちもおまえらが探している例のハートレスを探しているってわけさ」

ドナ「何で僕達がそのハートレスを探してるって知ってんのさ！？」

シグ「この町に来てからの一部始終を見させてもらったってハナシだ
盗み聞きは得意でなぁ」

ソラ「何が目的だ！？」

シグ「さぁなァ？それはもう一人の自分に意志疎通でも図って、俺たちの目的を聞いてみればいいってハナシ
ククク...」

そう言ってシグバールは闇の回廊へと消える。

ソラ「あっ、まて！
...逃げられた なんだったんだ...？」

A「ソラ、今のが13機関？」

ソラ「ああ、あいつらはああやってたまに俺たちの前に現れるんだ」


13機関についてはさっきソラが話してくれたけど、なんだか厄介者らしい。
ひょっとしてソラのストーカー！？
って、そんな可愛いものじゃないよね(￣∀￣;)




そのころ13機関の本拠地、存在しなかった城では━━━


シグ「ククク...相変わらず元気だったぜ、坊やはよぉ」

？？「ちゃんと任務はこなしてきたのか？」

額に×印のある青髪の男が、不機嫌そうにシグバールを睨む。

シグ「おいおい、今日は睨まれてばっかだな
ちゃんと偵察してきたぜ
やっぱ例のハートレスはいろいろな世界で出現してるようだってハナシ
あと...」

？？「なんだ？」

シグ「ニセ機関員はどうやら坊やたちを手助けしているようだな」

？？「...そうか
ご苦労だった、今日はもう十分だ」

シグバールは大きく伸びをしながら
自室へ戻って行った。


？？「ニセ機関員...何が狙いだ？
まぁいい
ヤツらの現れるところにそいつも現れる...
そして例のハートレスもな」


青髪の男━━━サイクスは報告書を見ながらそう呟いた。

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