第6話 ページ6
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「あ、ここで大丈夫です」
酔っ払いチビお(以下略)のマンションに着いて、なんとか抱えて部屋に行く。
「…っはあ、ほら、着いたぞ北山」
「うー…ん…」
「…あ、おい」
玄関を上がるなり、壁にもたれながら床に座り込んでしまった。
「お前、ベッド行けって」
「…んー」
…だめだこりゃ。
仕方ないから、結局ベッドまで運ぶ。
ってか、家に行って中まで入るなんていつぶりだろう。
几帳面で綺麗にしてるしあまり散らかっていないけど、椅子に無造作にかけられてる脱いだスウェットとか、テーブルに１つ置かれた飲みかけのコップとか、所々に少しだけ、北山の生活感が出てる。
なんだかずっといたらやばいかもしれない…
うん、早く出なきゃな。
理性だけはまだしっかりあるみたいだ、俺。
なんて少し安堵する。
ベッドに横たわらせて…と。
あ、ピアスは…取っておいた方がいいだろ。
「北山、ピアス取れよ」
「んー…えー…？」
さっきよりは少し意識がはっきりしてきたっぽいけど、このまま寝るな。こいつ。
「ほら…」
何の気なしに、動く気配のない北山の耳に触れる。
「……んっ、」
え…
微かに声を漏らして、北山の肩がピクッと揺れる。
もしかして、耳、弱い？
もう一度、触れてみる。
「…っん、…ん？ふじがや…？」
…や、ダメだって。
普段酒強いくせにこんなに脱力するほど酔ってしまってる姿だけでも、悶えてしまうのに…
「…耳、弱いのかなって」
「耳？…っあ、」
「ピアス取っただけだから」
そんなに可愛い声を出されたら
俺の中で何かが壊されてしまった気がして。
って、あれ、俺理性どこいった？
「…ん、あ、ピアス？ありがと…あ、つーか、ここまでさんきゅ…」
ベッドの上で、
まだ力の入りきってない身体に、
耳まで赤くなった北山。
…ごめん、渉
言い付け守れないかも。
気付くと俺は
赤く染まった北山の耳に口付けていた。
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you.(プロフ) - 未来さん» あー本当だ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ごめんなさい｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡全く気づいていませんでした…ご指摘ありがとうございました！ (2018年12月26日 9時) (
レス) id: 86a1048b9b (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 第5話が抜けていて、第6話が2つあるような気がするんですけど、私の気のせいだったら、ｺﾞﾒﾝﾅｻｲm(._.)m (2018年12月26日 1時) (レス) id: 6675551e49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：you. | 作成日時：2018年12月22日 23時
