第1話 ページ1
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「なー藤ヶ谷、目薬持ってね？」
楽屋で雑誌を読む俺の前に、ちょこっとハムスターみたいなうちの最年長が現れた。
「目薬？…ああ、あるよ」
「ちょっと貸してー」
「はい」
「さんきゅ」
いつも忘れたらニカや、みやに借りに行くのに、なんで今日は俺なんだ？
そう不思議がると、すかさず北山が「なんか今日ニカ持ってないらしくてさー、宮田はまだ収録中だし」と、言った。
ふーん…と、片目をぎゅっと閉じて目薬をさす北山を見詰める。
「ほい、あんがと」
「いいえ」
器用にパパッとさし終えると、
「んじゃ、俺もメイクいってくっかなー」
と、少し滲んだ目をシパシパさせながら、メイクルームへ行った。
「涙目のみっちゃん、可愛かったね」
「んーまあ…って、うわ！」
隣を見ると、いつのまにか渉が座って「ふふ」と俺を見てくる。
び…っくりしたー。…てか、見られてた。
「…ちょ、マジ、びっくりさせんなよ渉…」
「なんか熱視線を送ってたからさ〜」
「ねっし……アイツに？」
「うん」
「別に。送ってねえよ」
ふ〜ん、そうかなあ。とニヤニヤしながら見てくる。
ったく、しつこいな。
…でもまあ、可愛かったけど。
俺は、気付いた時から北山に特別な感情を持っていた。
メンバー、シンメ…
としてはもちろん、それ以上に。
いつからかはわからない。
けど、気付いたら目で追うようになって、考えてしまったり、なにかと気になってしまったり。
純粋な、恋心。
もちろんこれを知っている人はいない…
…いや、渉にはバレてるんだけど。
本人にはもちろん伝えてないし、とりあえず今は、伝える気もない。
けど、にしてもあいつは鈍くて。
たまに物凄く焦ったくなる。
から、伝えたくなってしまうこともある、よね。
それに最近それだけじゃなくて、
なんだかみんながアイツを可愛がってるような気がしてる。
こうなったら、
俺のものだ、って言いたくなってしまう。
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you.(プロフ) - 未来さん» あー本当だ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ごめんなさい｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡全く気づいていませんでした…ご指摘ありがとうございました！ (2018年12月26日 9時) (
レス) id: 86a1048b9b (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 第5話が抜けていて、第6話が2つあるような気がするんですけど、私の気のせいだったら、ｺﾞﾒﾝﾅｻｲm(._.)m (2018年12月26日 1時) (レス) id: 6675551e49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：you. | 作成日時：2018年12月22日 23時
