熱い思い (ページ11)

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「私こっちの白いの大好きなんです！自分で買おうとか思ってたんです！」

「そうなんだ！じゃあこの白いのにしようかな」

「ありがとうございます！じゃあレジに...」

「ちょっと待って」

歩き出した私の手首を武正さんがぎゅっと掴んだ。
びっくりして私は息を飲む。

「あのさ、女の子にプレゼントって言ってたじゃん？それAちゃんのことなんだよね...よかったら試着してくれる？着てるところ見てみたいんだけど...」

「私ですか...？なんで、」

「いいから、！お願い」

そう言う武正さんの顔はほんのり赤くて。
なんで顔が赤いの？なんで私なんかにプレゼントなんかくれるの？
なんか......付き合ってるみたい。

「着ましたよ...？」

「えっ...」

「やっぱり私こんなガーリーな服似合いませんよね笑」

「違う違う逆だよ、すごく似合ってる。可愛い。」

「...っ！！そ、そんな可愛いなんてやめてくださ、」

「ねぇ、Aちゃん可愛いよ？すごく綺麗だし....可愛いよ、」

「え、ちょ武正さん！？」

「あっ...ごめん」

私はもうパニック。
武正さんも自分の言動を理解できていないみたいだった。
武正さんは赤面していた。私もきっと赤面していると思う。

「その、本当に似合っててさ、大事に着てよ...？」

「も、もちろんです、ちょうど今から食事行くところだだたんでこのまま着させてもらいます、」

「え誰となの？友達？」

♪～♪～♪～

「ちぃーす。Aさーん」

「義勝さん...」

「あれ武正いるじゃん笑 Aちゃんその服すごく可愛い」

「Aちゃん義勝とご飯行くの？まさかデート！？」

「お誘いをもらったんで...じゃあ武正さん、今日は本当にありがとうございました、お先に失礼します！」

おう、と短い返事をする武正さんがいたけど、義勝さんに手首を引っ張られてお店の外に出た。

「その服武正からもらったの？にしてもこの服露出多いね、誘ってんの？笑」

「そうですけど誘ってなんかないですよ！」

「そっかぁ...ねえAちゃんって武正のこと好き？」

「あっはい...好きです」

「だと思ったよ...まぁ頑張ってな、相談とかのるから。あと今更だけどLINE交換しよ？」

「えっいいんですか！？します！」

こうして私は義勝さんといつでも連絡が取れるようになった。
そして武正さんのLINEも一緒にもらった。