熱い思い (ページ1)

今日:4 hit、昨日:9 hit、合計:39,675 hit

1 ページ1

Aside

「ただいまー...」

某人気洋服ブランドの店員の私。
仕事から帰ってきた私は重い足取りでリビングへ向かう。
一人暮らしのためもちろんその返事はないが、寂しがり屋である私は独り言が多い。

今日は嫌なことがたくさんあった。
男の先輩が連絡先を交換しようと迫ってくる。
拒んでもうるさくてそれだけでもストレスなのに。
女の先輩はというと、何故か私のことをとても避けていて話しかけても無視されてしまう。

やっとこの世界に入れて上手くいくかと思ってたのに...
もう疲れたよ。

「あっ今日KEYTALKのライブDVDのトレイラー解禁だっけ！？」

不意にそんなことを思い出す。すっかり忘れていた。

私が大好きなバンド、KEYTALK。
高校の時に軽音楽部でギターをしていて、バンドメンバーがよく聴いていて私も好きになった。

特に輝いているのは、ギターを弾いている武正さん。
彼がツインボーカルの裏で弾く別のメロディーの虜になっていた。

そんなことを考えながら開いたYouTube。
武正さんはいつも楽しそうにライブをする。ギターの実力はもちろんのこと、パフォーマンスはいつもファンを沸かせるものばかりだ。

私も武正さんみたいに活躍したいなぁ。

『どうしたら上手くいく？』

画面に問いかけるも、そこにはステージを楽しそうに走りながらギターソロを奏でる武正さんの姿があって。
もう別世界の人みたい。
今まで男の人はそんなに好きじゃなかったし興味もなかった私だけど、武正さんは違う。
いつも彼は今頃何しているかな、なんて考えてしまっている。
いわゆる初恋ってやつなのかもしれない。

Aはまたはぁっとため息をつくとベッドに横になり、いつものようにTwitterを開き武正さんにリプライを送ってそのまま眠りについた。

【武正さんこんばんは。
最近心が折れそうになることが多々あるんです。
いつもKEYTALKの曲に救われていて支えになっています
これからも頑張ってください、応援してます！】

-----------------------------------------------
早速グダグダになる予感がしますが...
更新頑張るのでよろしくお願いします( ﾉД`)