ドS男子のお手伝い

15yuya ページ15

家に帰る途中、Aの様子がおかしかったけど、あえて触れないでいた。


けど、Aの様子がいつもと違った。
俺の見間違いじゃなく、絶対。




家に帰ってきて、制服のままソファで寝ちゃっていた。



涼「布団…」


雄「掛けとくよ」







気持ちよさそうに寝てるAに布団をかけにいった。






「…お兄ちゃん」





雄「は…?!」









意味わかんねーよ。




なんで…




お兄ちゃん…？




兄貴がいるのか？









俺、おかしいよな。

たかが兄貴じゃねぇか。何をそんなに驚いてるんだ？








夢の中で兄貴の夢を見てるってことか？







…たったそれだけなのに、胸の奥がﾁｸﾁｸ痛む






侑「雄也？」


雄「…!!…知念」




考えすぎた!!




侑「僕にそんなに怒って何さ。様子がおかしいよ」


雄「あ、あぁ…ちょっとな」





俺、女経験なんて山程だ。好きでもない女をとっかえひっかえ捕まえて遊んでた。女がいないのは1週間前に別れた今ぐらいなのに…




こんな気持ち初めてだ…

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