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「 綺麗 だね 」
「 そうだね − 」
なーんて 言いながら 、 目線 は 常 に ゆうと に ある って 、 言葉 矛盾 してんね 。
「 やっぱ いつ 見ても 綺麗だわ 」
「 そだね − 、 夏 の 風物詩 だもんね − 」
「 いやいや 、 ずっと 風物詩 だよ 」
「 … ? ね 、 なんの 話 してる ? 」
「 … 伊野ちゃん だけど ? 」
…… まさか の かみ合って 無かったって 話 。
てか ゆうと も 上 見ながら 、 俺 の 話 すんなし 。
「 ずっと ? 」
「 うん 。 ずっと 」
「 そっか 」
" 綺麗だね " っていう 言葉 からか 。
「 まぁ 花火 より 伊野ちゃん のほう が 綺麗 だけど 」
「 比べられちゃ やぁだもん 。 」
＿＿＿ 浴衣 着てくりゃ 良かった
なんて 今更 後悔 。
「 てかさ 、 伊野ちゃん の 浴衣姿 も 見たかったなぁ 」
「 あ 、 ごめん … 」
「 じゃあ 、 来年 は 浴衣絶対条件 ね 」
「 らじゃ 」
て事で 、 指切りげんまん 。
やっぱり ゆうと は 俺 の 心 読み取る 、 " テレパシー " の 力 持ってるな 。
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作者名：伊 野 尾 慧 | 作成日時：2016年2月15日 20時
