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「 だったら 俺 も 同じの 見つけたよ 」
「 へ ? 」
「 伊野ちゃん に プレゼント ね 」
ゆうと に 貰ったのは 、 青の欠片 が 入った ネックレス 。
「 …… ありがとう 」
お揃い の 色違い の ネックレス を 買って 、 店 を 出た 。
午後4時
広い 河川敷 に 行くと 、 薮と光 が ふたり で 屋台 を 巡っていた 。
俺 に 気づいた 薮 が 、 光と 林檎飴片手に持って 、 駆け寄ってきた 。
「 あ っ ! お揃いだ − !! いいなぁ 」
「 いいでしょう 」
しばらく 話して 、 屋台 に 足 を 向かわせる 。
と 、 知念くん と 圭人くん カップル を 見つけた 。
だけど 、 醸し出す 雰囲気 が よすぎて
敢えて 声 は 掛けず 遠くから 見守っていた 。
*
5時 に なると 、 花火 の 上がる 音 。
俺 は ゆうと と 逸れないように 、 ずっと 手 を 握っていた 。
「 伊野ちゃん 、 特等席 行く ? 」
「 ん − ? どこどこ ? 」
連れてこられたのは 、 誰もいない 小高い丘 。
「 すげぇっ ! 」
「 でしょ 」
ゆうと との 距離 が 近くなって
「 ん … っ 」
見つめあったまま 、 キス をした 。
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作者名：伊 野 尾 慧 | 作成日時：2016年2月15日 20時
