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「 ゆうと の 事 は 、 最初 は " 幼なじみ 、 親友 " としか 思ってなかった 。
小学生 の 3年 の 時 に 、 いじめられてさ 俺 、 」
「 なんで ? 」
「 人気者だったんだよ 、 ゆうと 。 裕翔くん と いつも 一緒 に いて うざい !
裕翔くん とは ふつりあいだ !! って 言われてさ ? 堪えたの 、 結構 。
でも 、 その時 いつも 守ってくれた のが ゆうと 。
友達 殆ど 離れたときも ずっと 一緒 に いてくれたのも ゆうと で 全部 ゆうと だったの 。 」
「 薮くん と 光くん は ? 」
大ちゃん が まさか 、 あの 二人 の 名前 を 出すとは 思わなかった 。
「 丁度 光 だけ クラス 離れてさ 。 休み時間 の 度 に 薮 会いに行ってたの 。 」
「 そっか … 」
だから 教室 での 味方 は 、 実質 ゆうと だけ 。
「 でもね 、 ある日 クラス の 奴ら に プール に 落とされたの 。
冷たくて 寒くて 、 怖かったんだ 。 でも 泣いたら負け って 言われたこと あって 必死 に 泣かない
ように してたの 。
そしたら さ 、 ゆうと と 薮と光 が 来てくれてさ 、 安心 して 泣いちゃったの 。
で 教室 戻って ゆうと クラス皆 に 言ったんだ 。
" 伊野ちゃん に これから 危害 を 加えたら 、 俺 許さないから !!
ねぇ 伊野ちゃん 。 俺 と 薮くんと光くん で 絶対 伊野ちゃん 守るからね " って 。
後から 聞いた 話なんだけどね 、 薮 光 の クラス の みんな に 俺 の 事 言ってくれてたの
だから 、 護衛 にさ 光 の クラス皆 が 付いてたんだ 」
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作者名：伊 野 尾 慧 | 作成日時：2016年2月15日 20時
