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もう 7月 も 今日 で ラスト 。
俺たち の 補習授業 は 、 8月10日 まで 。
あーあ 、 長い な − 。
教室 に 行く 廊下 が 、 やけ に 長く感じるのは 、 俺だけかな 。
時折 、 野球部主将 の 声 が 聞こえる 。
まぁ うち の 学校 は 、 甲子園出場経験 は ない 。 いわゆる 、 弱小校ってわけ 。
「 練習 の 意味 、 あんのかね − 」
野球 の ルール は わかんないけど 、 口出し は 自由 だ 。
「 練習 が 功を奏さない って 、 1番 虚しいと 思うな 」
「 わかるわかる 、 校庭 が 可哀想 。 」
笑いながら 、 教室 の ドア を 開けると 、 2人 増えてた 。
大ちゃん と 山田 …… 。
「 … なんで いんの ? 」
「 先生 に 呼び出し食らっちゃったんだ 」
「 … そっか 」
大ちゃん が そう 説明 する 。
山田 も うんうん っと 、 何度も うなずいた 。
あ − あ 。 言っちゃ悪いけど 、 最悪 。
せっかく 、 ゆうと に だけ 教える 環境 だったのに 。
教えるやつ が 大ちゃん にも なったじゃん 。
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作者名：伊 野 尾 慧 | 作成日時：2016年2月15日 20時
