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なんだか 、 静かになった と 感じて 目 を 開ける 。
と そこには 、 普段 いる筈 の 男子 の 姿 が ない 。
「 … 山田君 ？ 次 、 体育だよ … ？ 」
恐る恐る 、 って 感じの 女子 の 一言 。
「 あ … ありがとう 。 」
荷物 を 持って 、 教室 を 出ると
ドア越しから 女子 の 群れ が 、 興奮 している のが 分かった 。
急いで 着替えて 、 外 に 出ると
もう 皆 ( 女子以外 ) 揃って 、 各々 ストレッチ を している 。
・
「 ゆうと 、 行くよ 」
伊野尾君 が 裕翔くん の 、 ストレッチ 相手 か … 。
「 ゆうと 身体 硬ーい ‼ 」
「 また 柔らかく しなきゃなー って … 痛いぃぃぃっ … 」
俺 の 事 なんて
気にも 止めてない 様子 。
「 じゃあ 次は 伊野ちゃん ね − 」
「 俺 身体 柔くないもん 」
「 股関節 は 柔らかいよ 、 俺 」
「 誰も ゆうと の 事 は 聞いてない − (笑) 」
あっ 、 そう言えば
俺 ストレッチ してないな なんて 思い出した 。
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作者名：伊 野 尾 慧 | 作成日時：2015年12月19日 16時
