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「 伊野ちゃん 。 」
揺れる 電車 、 隣 には ゆうと 。
「 ん − ？ 」
横 を 見ると 、 がくん って 肩 に ゆうと の 顔 。
「 寝たいから 、 着いたら 起こして 」
「 らじゃ − … って 俺 も 寝そう … 」
・
たま には 寝過ごし登校 も いいかも
なんて 、 思ったり 。
まぁ 現実 そう 甘く は 無い のを
伊野尾 ５分後 に 知ります 。
「 伊野尾 、 裕翔 起きろ 」
「 遅刻するよ 」
" クラス の 熟年夫婦 兼 俺 と ゆうと の 親友 の 割り には
時間 に ルーズ というか 、 せっかち というか 、 ( まぁ 実際 そうなんだけれど )
そんな 奴 が 二人 いる 。 ( 薮 と 光 である 。 ) "
「 見て 、 薮 と 光 ノート 。 作ってみた 」
「 それ 化学 の ノート … って 、 何 書いてんだよ 」
「 時間 に ルーズ というか 、 せっかち というか って 、 お前ら が のんびり 過ぎだからだよ 」
「 …… いいじゃん 。 ゆとり世代 なんだしさ 」
「 伊野ちゃん 名言集 作ってみよっかな 。 」
「 それ 、 国語 ノート … 」
「 いいじゃん 。 ゆとり世代 なんだしさ 。 ｂｙ 伊野尾慧
ふぅ− 、 格好いい − 」
「 後世 に 残るかな ？ 」
「 残らねぇ−わ ！ 」
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作者名：伊 野 尾 慧 | 作成日時：2015年12月19日 16時
