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「 ばか 、 嫉妬 なんか … 」
図星 。 はい 。 嫉妬しました 。 なんて 言える筈 も 無い 。
「 したんでしょ 。 目 、 泳いでるよ 。 」
「 …… 嫉妬 した 。 ムカついた 、 ゆうと 嫌いになりたかった 。
でも 嫌い に なんてなれなかった 。 」
嫌い に なったら 、 もう二度と ゆうと と 話せない って 思ったから 。
「 俺 、 伊野ちゃん の 嫉妬 大好き 。
俺 伊野ちゃん の 事 嫌い に なんて 、 ならないからさ 」
「 ばか ばか ばか ばか … 。 」
「 本当 は ？ 」
「 ばか じゃない … 」
「 素直 だね 。 でも 俺 結構 伊野ちゃん に 罵られる の 好きかも 」
「 M 、 ドM 。 」
「 そんな ？ 」
「 ゆうと も 好きだけど … 」
憶えてたんだ 、 昔 の 俺 の 口癖 。
「 ホント は 大好き … 」
何て言った 刹那 、 唇 が 唇 と 触れた 。
「 俺も 。 」
「 でも ゆうと … 、 俺 は ２番目 の … 」
「 伊野ちゃん は 、 俺 が 最初 の 人 だよ 。 」
そう言われたとき
身体 が 熱を帯びたように 熱くなった 。
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作者名：伊 野 尾 慧 | 作成日時：2015年12月19日 16時
