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今日から 6月 。
空は 若干 の 曇りで まだ 、 少し 肌寒い 。
けど それは 我慢 して 、 半袖 の シャツ を 着た 。
シャツ が 冷たい 。
半そで の 為 、 出た 腕 を 摩りながら 、 湯気 が 出ている 我が家 の 食卓 。
ほかほか の ご飯 に 、 伊野尾家特製 味噌汁 に 、 ふわっふわ の 卵焼き 。
「 いただきます 」
隣 に 座った 妹 の 朱希 は 、 テレビ を 見ながら
時折 笑いながら 食べている 。
「 朱希 。 あんた 今日 早いんじゃなかったの ? 」
「 そうだったっけ 。 あははっ 」
「 ごちそうさま 」
食べ終えた俺 は 、 そのまま 洗面所 に 行き 、 身だしなみ 整えて
玄関 の ドア を 開けた 。 涼しい風 が 入ってきた 。
「 行ってきます 」
家 を 出た 俺 と 、 同じタイミング で 出てきた 、 ゆうと に 手を振った 。
「 ゆうと っ ! おはよ ! 」
「 おはよ 。 伊野ちゃん 」
二人 で 他愛無い 話 を しながら
学校 まで の 道 を 、 歩いた 。
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作者名：伊 野 尾 慧 | 作成日時：2015年12月19日 16時
