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in side .
裕翔先輩 と 別れて
自分 の 家 に 帰る 。
「 ただいま − … 」
家 の 扉 を 開けると 、 何だか 謎 の 臭い に
鼻 を 摘まんで 、 部屋 の 中 に 入る と
父さん の 姿 。 初めて 見た エプロン 姿 。
「 おう 、 慧 。 お帰り 」
「 何 ? してんの … ? 」
「 あぁ 、 カレーだよ 、 カレー 」
「 …… そっか 。 でも 、 さっき … ハンバーガー 食べちゃって … 明日 の 朝 食べるね 」
「 …… 」
そそくさ と 逃げるよう に 、 部屋 の 中 に 入った 。
「 嫌だ 、 あんなん 食いたくない …
絶対 、 腹壊す 。 」
俺 は 必死 で 、 あの カレー を 食べない
方法 を 考えていた 。
****
yt side .
慧ちゃん ちゃんと 帰れたかなとか 。
部屋 の 隅 で 、 ずっと そればかり 考えていた 。
____ ヴヴヴ ...
その 時 、 携帯 の バイブ 音 が 鳴った 。
タップ すると 、 [ 光くん ] の 文字 。
「 はい ‼ 光くん ? どうしたの ? 」
「 裕翔 。 さっき 、 伊野尾くん 来たんだけど … 」
「 えっ !? 」
俺 は 、 光くん の 言葉 に びっくり して
思わず 立ち上がった 。
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作者名:伊 野 尾 慧 | 作成日時:2015年12月27日 1時