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今日 は まだ 、 父さん は 帰ってきていない 。
宿題 を していると 、 玄関 が 開いた 。
「 … 慧 。 」
「 お帰りなさい … って 、 父さん ? 」
「 慧 ごめんな 。 今日 、 職安 行ってきたんだ 。 」
「 そっか … 」
スーツ を 着ている 父さん 。
抱きつかれて 、 父さん の 匂い に 包まれる 。
「 … 、 明日から 仕事 に 行くよ 。 」
「 無理 とか 、 しないで いいから …… 」
「 しない って 言っても 、 すぐ するからな − 。 」
「 … ここで 倒れたりしたら 、 もう 身 が 持たない 。 」
そこ には
昔 の 父さん が いた 。
歯 を 見せて 笑う 父さん の 癖 は 、 治ってなかったけど
子供 ながら に 、 この 笑う癖 は 好きだった 。
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作者名:伊 野 尾 慧 | 作成日時:2015年12月27日 1時