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分かった 。 守ってあげる 。
絶対 伊野尾くん の 事 は 傷つけない 。
心 に 決めました 。
そっと 離す 。
そしたら 、 伊野尾くん の 腕 が 伸びて また 、 ぎゅって 抱きしめられた 。
「 やだ … 。 も少し 、 このまま が いいです …… 」
ぎゅって 、 強く 抱きしめる 。
「 …… 、 伊野尾くん 。 絶対 守るからね ? 」
「 やだ … やだ … 」
「 …… ? 」
訳 が 分からず 、 顔 を 傾げる 。
「 … 、 け … 慧 、 って …… 呼んでください …… 」
「 慧 ? 」
「 ずっと 、 先輩 に そう 呼ばれたかったんです …… 、 図々しくて 、 ごめなさい …… 」
「 いいよ 。 だったら 、 俺 の 事 はね … 」
「 …… 裕翔先輩 、 」
" 裕翔先輩 " 、 慧 から 呼ばれた 名前 に 嬉しくなる 。
「 じゃあ 、 お互い に 呼び合おうね 。 」
「 うん 。 」
慧 が 、 優しく 笑った 。
俺 も 、 優しく 笑った 。
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作者名:伊 野 尾 慧 | 作成日時:2015年12月27日 1時