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in side .
「 …… 。 はぁっ はぁっ 」
「 伊野尾くん 。 大丈夫 。 大丈夫 だから 」
腕 を 摩られて 安心 に 包まれる 。
八乙女先輩 は 、 クラス の 女子の先輩 に 保健室 に 連れて行かれた 。
クラス の 男子生徒 は 、 帰っていった 。
俺 の サイド の 髪 は 無くなった まま 。
「 取り敢えず 、 ゆっくり 話したいから 屋上 行こっか 」
先輩 と 一緒 に 屋上 まで 行く 。
ベンチ に 腰掛けると 、 優しい 風 が 髪 を 撫でた 。
・
「 伊野尾くん 。 少し で いいから 話してくれないかな ? 」
「 え 、 と …… 」
「 あ 、 無理 になら 大丈夫 だけどね 。 」
「 ごめんなさい … まだ 、 本当 に 信用 出来なくて … 。 」
「 そっか 。 そうだよね 。 ごめんね 。 」
先輩 の 言葉 は 本当 に 嬉しくて 。
でも 、 本当 に 信用 しても いいのかなって 。
錆びついた 胸 の 鍵 が 開くのは
まだ 時間が 掛かりそう 。
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作者名:伊 野 尾 慧 | 作成日時:2015年12月27日 1時