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yt side .
「 何してんの 。 君たち 」
「 …… 行くぞ 」
あらま 、 いとも簡単 に 逃げていった 。
3年 程 の 権力 は 持っていないけど 、 2年 の 権力 も 1年 に したら 大きいものだ 。
静か に なる 教室 。
「 ………… 見ないで くださ 、 い …… 」
伊野尾くん の 声 だけ が 響いた 。
伊野尾くん は 、 そそくさと 捲り上げられた 制服 を 元 に 戻している 。
「 …… 、 気付く の 遅くて ごめんね … 」
背中向き で 座っていると 、 トン って 背中 に 当たる 感触 。
「 … 先輩 が 来てくれて 嬉しかった 。 」
淡々 とした 口調 だけど
本当 は 嬉しいんだろうな 。
そう 思うと 、 口角 が 上がっていた 。
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作者名：伊 野 尾 慧 | 作成日時：2015年12月27日 1時
