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◆ ページ17
…
−放課後−
「…っあ、ちぃちゃん」
「……何、」
緊張しているのか、ちぃちゃんは俯き加減。
「……その、今日の事だけど……
嫉妬、させてごめんね…」
「…はっ、はぁ!?」
顔を真っ赤にしている、ちぃちゃんの声が響く。
「えっ、嫉妬してないの…?」
「何で……言わなきゃいけない、の……」
「いや、その…」
「……」
顔が、熱い。
「−ばか。
涼ちゃんなのに、嫉妬しないわけないじゃん……
ほんとは、寂しかったのに涼ちゃん、気づかないから……
ほんと、ばか。」
−ぽか、
抱きついた、ちぃちゃんが俺のお腹を叩く。
(可愛い……)
ちぃちゃんの、細い腕をそっと握った。
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作者名:伊 野 尾 奏 多 | 作成日時:2015年10月23日 23時