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【 可愛い子には、 嫉妬させよ】 ページ12
…
″ちぃちゃんの嫉妬が、見てみたい…っ‼″
誰か、俺のこの願いを、叶えてくれる人はいませんでしょうか。
遡る事、１時間前。
決めては、有岡君の言葉。
「…知念君ってさ、嫉妬とかすんの−？」
「嫉妬？んー、人による。でもあんまり、しないよ。」
「ふーん、つまんね」
「嫉妬って醜いよね−(笑)」
「なー、お前はお子ちゃまか！ってな(笑)」
「……」
有岡君の言葉に、固まる３人。
「……俺、マズい事言った？」
「自分も、精神年齢幼ねぇ−だろ」
「うんうん」
八乙女くんの言葉に、納得した岡本君とちぃちゃんが、本気で頷く。
「ひ…酷いよぉ‼‼
なぁ、山田ぁ‼
お前は、俺の味方だよな？」
「…
…
…
……」
「うおぉーい‼‼
なぁ、何か反応示せよぉ‼」
「……俺は今、ちぃちゃんの嫉妬が見たい……」
そう、心に決めたのだった。
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作者名：伊 野 尾 奏 多 | 作成日時：2015年10月23日 23時
