◆ ページ38
・
「……涼ちゃん？あれ…涼、えっ？
僕の見間違いなのかな…涼ちゃん。今日……学校は？」
若干、混乱状態のちぃちゃん。
「えっと、ちぃちゃんが熱出しちゃって。
涼ちゃん心配になったの。それで、届け物届けてくれって頼まれたから早退したの」
「……涼ちゃん、何言ってんの？」
「…えっと。……もう、ちぃちゃん‐…言わせないでよ…」
「？」
「ちぃちゃんがいなくて…涼ちゃん寂しかったの」
「…涼ちゃんの甘えん坊、」
俺の頭にちぃちゃんの手が触れる。
「……仲いいのね。ふたりとも」
ドアの隙間から覗いていた、由香莉さんがクスリと笑った。
「お姉ちゃん…っ、
いわないでよ、このことは」
「内緒に決まってるでしょ？
それと、涼介くん。侑李のこと診ててくれない？」
「はーい」
・
「…ちぃちゃん、おかゆ食べる？」
「うん…でも今は……
涼ちゃんといたい……」
立ち上がった俺の制服の袖を、ぎゅっと引っ張るちぃちゃんに癒され、
ちぃちゃんを抱きしめた。
「移っちゃうよ…」
「そーなったときは、ちぃちゃんが看病してね？」
「…涼ちゃんならいいよ。」
「それ、約束だよ？」
「うん_約束」
ちぃちゃんの小指と、自分の小指を絡めた。
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伊野尾奏多(プロフ) - 向日葵さん» 向日葵ちゃんありがとー！これからも、更新頑張るね！ (2015年10月9日 23時) (
レス) id: 836785ac80 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - めっちゃ…ｷｭﾝｷｭﾝしちゃった(*^)(*^-^*)ゞ続き楽しみにしてるね♪頑張ってね(*^^*) (2015年10月9日 22時) (レス) id: d2858765ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊 野 尾 奏 多 | 作成日時：2015年10月9日 22時
