【風邪】 ページ36
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朝練が終わり、教室に入る。
「ちぃちゃん…ってあれ？
ちぃちゃんって今日いないの？」
ちぃちゃんの机の近くで、八乙女くんと雑談していた有岡君の肩を叩いて聞く。
「知念？朝から見てないよ。
遅刻じゃない？」
「…遅刻常習犯の有岡君に言われたくないね」
「やっぱり言うね‐、だーやま(笑)」
けらけら笑っている有岡君。
「……大ちゃんって山田くんの言葉全部に壺入りしてるよね…」
「だって…おもれぇ-んだもん…ひゃひゃひゃひゃ」
「悪魔かよ」
また、ひーひー言ってる有岡君。
「絶対に、腹筋われる！」
「ムキムキの大ちゃんって、想像しにくい。
でも俺は、ぶよぶよの大ちゃんがいいな」
「ぶよぶよって…ひゃはははははっ(笑)」
有岡君爆笑中、担任教室入。
「有岡、君の笑い声は１階まで聞こえてきたよ。」
「えっ……」
急に黙った有岡君の方を振り向くと、口をあんぐり開けたまま顔が赤くなっていた。
「それともう１つ。
知念君は熱で欠席です。誰か、届けてくれる人はいないか？」
「はい、俺行きます。」
「じゃあ山田、頼んだぞ」
「はい。わかりました。」
渡すものが入った袋を、カバンの中に入れて
教室を飛び出した。
「えっ？山田？」
無論、教室が騒めいていたことは
言うまでもないけど。
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伊野尾奏多(プロフ) - 向日葵さん» 向日葵ちゃんありがとー！これからも、更新頑張るね！ (2015年10月9日 23時) (
レス) id: 836785ac80 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - めっちゃ…ｷｭﾝｷｭﾝしちゃった(*^)(*^-^*)ゞ続き楽しみにしてるね♪頑張ってね(*^^*) (2015年10月9日 22時) (レス) id: d2858765ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊 野 尾 奏 多 | 作成日時：2015年10月9日 22時
