【通学中】 ページ1
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「ちぃちゃん、おはよーっ」
「あっ…涼ちゃんおはよ！」
僕は、駆け寄ってきた涼ちゃんの手を握る。
「ん？なーに？」
「ふふふっ、涼ちゃん照れてる-」
「照れちゃうんだもんっ」
涼ちゃんは、顔を隠す。
僕は、少し背の高い涼ちゃんの腕を、顔からはがす。
「腕で隠しちゃ、ちぃちゃんの大好きな涼ちゃんの顔が見えなくなるじゃん…」
・
「あっ、あの２人何？
出来てんの？笑 痛いよね(笑)」
「……、」
「こっち見た。
行こう、」
・
涼ちゃんの胸辺りにあった手を、するりと下ろす。
女子高校生の言葉が、胸に突き刺さる。
「ちぃちゃん。」
「なに？」
僕と同じ目線にしゃがんだ涼ちゃん。
僕は分からなくて、首を傾げる。
「……良いじゃん。見せつけよーよ。
俺、ちぃちゃんの事大好きなんだよ？
もう、そんな泣きそうな顔しないで？」
「で…でも…ちぃちゃんのせいで、涼ちゃん馬鹿にされた…」
「涼ちゃんは大丈夫だから、泣かないで？
ちぃちゃんのせいじゃないからね？」
僕の髪を優しく撫でる涼ちゃん。
「うん…」
頷いた僕の唇に、涼ちゃんの唇が触れた。
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伊野尾奏多(プロフ) - 向日葵さん» 向日葵ちゃんありがとー！これからも、更新頑張るね！ (2015年10月9日 23時) (
レス) id: 836785ac80 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - めっちゃ…ｷｭﾝｷｭﾝしちゃった(*^)(*^-^*)ゞ続き楽しみにしてるね♪頑張ってね(*^^*) (2015年10月9日 22時) (レス) id: d2858765ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊 野 尾 奏 多 | 作成日時：2015年10月9日 22時
